平成25年のセミナーでの質問事項等への回答

銀行員の魅力は何ですか。

(仕事の内容や担当する業務によっても違いますが)お客さまの成長と自分の成長との両方を実感できる、ということがあります。
お客さまの相談にのって、アドバイスしたり課題を解決するためにいろんなことを自分なりに勉強したりしながらお客さまとキャッチボールして、たとえ試行錯誤の繰り返しであっても前進していけることを経験しながら自分自身の成長を実感できることは(ある意味)感動ものです。

とりわけ苦労しながらお客さまに融資して(お金を借りていただいて)、そのお金を活用してお客さまがプロジェクトを成功させたり、企業が発展・成長したりする姿を目にすることができた時は、本当にうれしくなります。

人的にも相手(担当者や社長さん、あるいは社長さんの後継者など)とつながりができて、お互いに成長・出世する過程においても人間関係が深まっていけるような体験をすることもできることはありがたいことです。
銀行のお客さまとしては、いろんな業種の方々がいらっしゃいますので、そんな方々とつながりができて交流できたりすることは(大いに)勉強にもなります。

そんな関係の中で、生涯おつきあいのできる大切な友人と出会うこともあります。
そういった体験が身近にできるというのは魅力の一つでもあります。

なぜ銀行員になられたのですか。その理由やきっかけがあればおしえてください。

※ 参考にならないと思いますので無視してください。
同じ金融機関でも保険会社に就職するつもりで、内定ももらっていました。
ひょんなことから銀行を受けることになり、合格したあと断れなくなってしまった、というのが実際のところです。(苦笑)
人生どうなるか、わからないものですね。(笑)

個人推進部とは何ですか。

お客さまへの商品を「個人」に関するものと「法人」に関するもので分類した場合の、「個人向け」のものをすべて取り扱う部署です。
具体的には、(個人向けの)定期預金、国債、預かり資産、ローン(住宅ローン、教育ローン、マイカーローン、その他のローン)などが商品になります。
こういった商品に関しての
・目標や推進計画の策定、チェック
・商品の改訂、見直し、追加・・・
・商品についての指導、研修、販売する営業担当者のフォロー・支援
・チラシ、パンフレットの作成
・テレビCM等の作成
・コールセンター業務
・・・・・などです。

みなさんが普通に銀行にいって目にする商品に、かなり関係している部署ということになります。

将来への夢を叶えるのに必要なことは何だと思いますか。

ズバリ、思い(思考)と行動です
たとえば、「○○になりたいっ!」「○○になるっ!」「○○大学に行くッ!」という夢をもっていたとします。

ここで夏休みなどによく作成する一日の時間割表を思い出してください。

さあ、一日の中でどのくらい「○○になりたいっ!」と思って(思考して)いますか?
24時間のうち約6時間が睡眠だとします。(24-6=18時間)×60分×60秒=64,800秒
毎日毎日、約6万5千秒間のうち、何秒くらい「○○になるっ!」と思っていますか。

時々、思い出したように「○○になりたいんだよね」と思う人と、口ぐせのように「○○になるっ!」と(頭の中で)言い続けている人と、1年後、2年後・・・数年後・・・どんな違いが現れると思いますか?

はい、次のステップです。
思い・思考と同じように、じゃあ「○○になるっ!」と思考したら、そのためには・・・と考えて次につなげることです。
次につなげる、とは
・○○になるっ!ためには、(今)なにをすればいい?
・○○になった時には、自分はどんなことをするだろうか。それを(今から)やってやろう、ということです。

そのための時間を見つけ出して(スキマ時間も含めて)、実際にそう行動する
⇒ 思考する+行動する ⇒ 思考する+行動する ⇒ 思考+行動 ⇒ 思考+行動 ⇒ ・・・の繰り返しです。
世の中の偉人・スーパースターは、大なり小なりみんな、そういったことをしてきているのです。
みなさんの未来は無限ですから。

銀行員に求められる能力には何がありますか。

昔は、(銀行に入ると)ソロバンと札勘(さつかん=紙幣を数えること)の訓練をさせられました。
今では、ソロバンが電卓に変わっています。時代とともに必要な能力が、求められる能力が変化することはあるのです。

スペシャリスト(一つのことに詳しい人間)が求められた時代もあります。逆に、ゼネラリスト(ある程度いろんなコトをこなせる人間)が求められた時代もあります。

⇒ いつの時代にも通用する能力、どんな職業・職種にも通用する能力というようなものはありません。
つまり、正解はないのです。そう思っていてください。

あえていうなら(銀行に限らず)、英会話のスキルだけは(ヒアリング能力も含めてですが)修得されることをお薦めします。
ただ、社会人、職業人としての能力というか資質というか、若い人(企業にとっての新人)に求められるモノがあります。

明るく、素直で、元気な人材! です。

社会人になって、だんだん歳をとっていくにつれて(ある程度、偉くなってくると、オジサンになると)自分たちが元気でなくなります。(笑)
生活習慣病であちこち身体がボロボロになるし、ストレスで暗くなるし、子どもの受験だ・就職だ・同級生が出世した・・・というようなことで悩みが増えたりしてきます。
ですから(特に)若い人には、明るい人材、元気な人材を求めるのです。周囲も(職場全体も)明るく元気になれるからです。

それと、素直さ、についてはいいですね。
自分のミスを認めない、あの人のせいだ、おれは知らない・関係ない、というような人材は(周囲の目からみて、この人は将来どんなトラブルをおこすのだろうか?というように)要注意人物としてレッテルをはられることになるかも知れないのです。
・自分のミスを認めない ⇒ (本当はお客さまのミスであっても)お客さまに(いきなり)あんたが悪い、といったらトラブルのもとです。
・あの人のせいだ ⇒ 組織はチームプレイです。野球などの団体競技といっしょです。仲間のミスをカバーすることのできる人材でないと困るのです。
・おれは知らない・関係ない ⇒ 仲間が困っている時に助けるようなことをしない ⇒ みんなが「こっちの方向」を向いて頑張っている時に、ひとりだけ「あっちの方向を向いて」好き勝手にやっている・・・孤立しますね。

素直がいちばんです。
失敗しても、ミスしても、「ごめんなさい」。素直な人には応援したくなります、失敗をカバーしてやりたくなります。
組織って、社会って、そんなものです。人生ってそんなものです。

学校の成績を伸ばすためにはどうすればよいですか。

得意科目80点を90点に伸ばす(プラス10点)には、ものすごい努力が必要だけど、苦手科目40点を65点に伸ばす(プラス25点)にはそこまでの努力は必要ないから苦手科目を克服した方がいい、といったような技術論的な話しは省略したいと思います。

最終的には、受験は暗記、だと思っています。数学も含めて、です。
決められた時間内に、決められた範囲の中から、満点を取らなくてもいいから○○点以上という合格点まで知識を頭の中に入れてきなさい、○○点以上得点した人からうちの学校(大学)に入学できますよ、というのが受験です。

自分がある単語を、ある公式を、ある漢字を、ある重要語句(教科書等にゴシック体・太字で書かれている語句)を覚えるのに、どのくらいのエネルギーが必要で、どんなやり方がいちばん早く(効率よく)覚えられるか、というのは自覚できているはずです。

1.(右手の小指の外側が真っ黒くなるまで)書いて覚えた方がいいのか
2.教科書を読みながら大きな声で確認するやり方で覚えた方がいいのか
3.歩きながら、手をふりながら、声に出す方が覚えやすいのか
4.テープレコーダー(今ではスマホとかICレコーダーでしょうか)に吹き込んで、音楽を聴くように耳から覚えた方がいいのか
5.1~4までを組み合わせてのやり方がいいのか・・・それぞれみんな得意技があるはずです。

その得意技を活用して、5分で覚えられる人、20分かかる人、翌日には忘れる人、3日間くらいは覚えておける人・・・
自分の「脳の筋力」もわかると思います。
なら、受験日、試験日までに残された時間と自分の得意技、脳の筋力と相談しながら、1日24時間の中でどう時間を確保して(スキマ時間なども活用して)、暗記していくか、ということを一度じっくりと振り返ってみることも必要かも知れませんね。

そして、(死ぬまでの時間を使って覚えればいいや、というものではありませんから)試験に出るところ、出たところ、出やすいところ、学校で実際に試験や練習テストなどに出たところ、から覚えていく、という「優先順位」をつけるというやり方を徹底してみては、いかがでしょうか。

今までの学校のテストや練習問題などで、まったく同じものをテストされたら満点がとれますでしょうか。
まったく同じ問題なら、いつテストされても満点がとれるはずですよね。

この考え方と対応の仕方(スキル)は、社会人になっても役立ちますよ。
社会生活で目の前に出現する問題は、過去の経験則で対応できることがかなり多いからです。
人間は、いつの時代も同じようなことをミスったりするものなのです。・・・歴史は繰り返す。賢者は歴史に学ぶ。


※ いろいろ勝手なことを書きましたが、私個人的には劣等生でしたので「ふ~ん、そんな考え方もあるんだ」で読んでください。

高校時代におこなっていたことで、今、役に立っていることは何かありますか。

遊んでばかりの”帰宅部”でしたので参考にならないと思いますが
鶴丸時代の友だちというのは本当にありがたい存在です。
これから大学(短大)時代や就職しての社会人になってからできる友だちもありがたいのですが、高校時代の友だちというのは本当に別格です。
可能な限りたくさんの人といろんな話しをして、たくさんの人と友だちになってください。
(もちろん孤独が好き、という方もいらっしゃると思いますが。そんな方は孤独を追求されたら良いと思います)
鶴丸は素晴らしい学校です。
そこに集う同級生や先輩後輩も素晴らしい人材がたくさんいらっしゃいます。

自分が年齢を重ねるにつれて(社会での地位・肩書などが上がるにつれて)、いろんなところで活躍している同級生たちの名前を耳にする機会が増えると思います。
そんな機会があると、自分も元気になります。「あいつ、頑張ってんだなぁ。よ~し、自分も頑張ろう!」と思ったりします。
本当にありがたい存在です。

どうぞたくさんの人と友だちになってください。

部活と勉学を両立する上で大切なことは何ですか。

時間管理を徹底することでしょうね。
社会人になると、一つのことをして、それが済んでから(完全に終了してから)次の仕事をする、というようなことは絶対ありません。
同時並行的にいろんな(複数の)仕事を(それぞれ締切が違う仕事を)やらなければなりません。

ちょうどみなさんが、国語を勉強しながら英語も数学も生物も・・・という感じです。

それを限られた時間(一日は24時間、一週間は7日・・・)でこなしていくという時にいちばんいわれるキーワードが次の3つです。
1.優先順位(をつける)
2.メリハリ(をつける)
3.時間管理の徹底  です。

社会人になればイヤというほど耳にします。(笑)
優先順位とは、何が最優先の課題か、ということです。まずはそれから取りかかる、ということです。
メリハリとは、仕事と遊び、集中して徹底的にやる時と、フーッと息抜きする時間をきっちりと(自分の意思で)コントロールするということです。○○分息抜きしたら・気分転換したら次は○時○分から○△をやるッ!と決めたら、そのとおりにするということです。
時間管理の徹底とは、限られた締切までの時間で、1と2を組み入れながらどうやってクリアしていくか、そのためには(自分は)どうするか、ということを自分で決めて、自分で実行して、自分で責任をもってやり遂げるということです。

今のうちは意識するだけで良いと思います。
社会人になれば、いやでもさせられます。
でも、今のうちから意識して部活と勉強に応用できれば素晴らしい成果をうむと思います。さらに素晴らしい「自分の資質」になるはずです。

最後に余計なことかも知れませんが、『 一年間は自分の年齢の速さ(時速)で進む 』という話しがあります。
15歳の人は、時速15kmで一年が進む。
20歳の人は、時速20kmで一年が進む。
55歳の私は、時速55kmで一年が進む。
80歳の人は、時速80kmで一年が進む。

私は、一年過ぎるのが速いです。(笑)

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