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文系か理系か・・・
職業・仕事・人生・生きがい・・・

平成26年度のセミナーにて

平成26年9月13日(土)に開催されたものです。
セミナーで活用した資料(スライド)を用意しました。音声は入っていませんが、良かったら眺めてください。

事前にいただいた質問事項への回答は以下のとおりです。

もちろん私の意見(私見)がすべてではありませんし、絶対的に「正しい」ものでもありません。
いちばん大切なことは、「あ、そんな意見・考え方もあるんだ」と認識した上で、いろんな人の意見や本などを参考にしながら自分で感じることで(あるいは体験していく過程において)自分の引き出しを増やすことがいちばんだと思います。

質問事項1

会社経営の取締で一番気をつけていること

1.商品が世の中に役立つものであるか。社会に貢献するものであるか。
2.組織全員が(その家族を含めて)、幸せになれているか、夢を実現できるようになっているか。
3.最少のコスト(費用)で、最大の売上(収入)を得る(もっといい)方法はないか。
この3つの観点からのチェックを忘れないように心がけています。

会社は「生きもの」です。常に「動いて」います。
働く人も「生きもの」です。

会社の課題とその解決策を考える時、今の「正解」が10年先にも20年先にも正解であるとは限りません。
だからこそ、常に柔軟に発想・思考できるようにすることが大切であろうとも認識しています。

頭が固くなる(思考が固まる)ということは、成長がないことでもあります。
いつまでも「子どものように」柔軟な発想ができるように心がけしたいものです。

※ 余計なことかも知れませんが、みなさんも(できるだけいつまでも)柔軟な頭でいてください。

仕事をする上で常に心がけていること。

スピードです。例えば企画とか提案とかいろんなものや資料などを作成する時に、100%のでき(完成品)ということはあり得ません。
また、そういった企画や案をみんなで議論する時には全員が賛成することもありません。
(あえて反対意見をいったり、何とか問題点を見つけ出して指摘したりしないと、会議に参加している人の存在価値はなくなります。会議で黙って座っているだけなら不要で役に立たない人材だと思われる可能性すらあるからです)

どんなに完璧だ、と自分で思うものを作成しても何らかの指摘なりが起こりうるということです。
であれば、締切ギリギリ(または締切後)に100%と自分なりに思うものを提出するより、80%で良いから締切前に、1日でも2日でも事前に提出する、というようなスタンスが大事だと考えます。

また、お客さまが絡む仕事などは特にそうですね。他社よりも早く相手に対して提案する、行動する・・・ということです。

個人の魅力としてもスピードは評価される資質です。
仕事がはやい人と遅い人、あなたはどちらに仕事を頼みますか。どちらに重要な仕事を任せますか。
もし、新しいプロジェクトに若い人を参加させる場合などに、(将来のリーダー候補として)どちらか一人を抜擢するとしたら、仕事がはやい人と遅い人、どちらを推薦しますか。

スピードは魅力であり、商品として見た場合には(競合する商品に比べて)優位点であることは間違いないのです。

時と場合によるかも知れませんが、注文してから目の前にでてくるまでの時間がすごく遅い料理(だけど美味しい)と、はやい料理(味は普通)、どっちがいいですか?・・・理想は、はやくて美味しい料理ですね。
おなかがすいている時(急いでいる時)は?
暇で暇で、しょうがない時は?

私は、(仕事というのは次から次へと新しい仕事が発生するものなので)はやい方が好きです。(笑)

リーダーに立つ上で必要な要素とは。

(規模にもよりますが)すべてのことを一人でできるものではありません。組織の人間の力をまとめあげて、同じ目標(夢)に向かって走り続けるためのあらゆるコトを遂行できるだけの資質が求められます。(その資質は、自分ひとりで何でもこなすという意味ではなく、他者の力を活用する、外部の人間の協力を得る、部下・仲間を信頼して・権限移譲して・教育・育成して、といったようなことも含まれます)

ひとことでいうと、リーダーについていきます、と組織の人間に言わせる・思わせる・行動に導く、それだけの「人間的魅力」が必要だということです。

人間的魅力というものは、これこそがリーダーとしての人間的魅力だ、という決まったものではありません。人それぞれに違います。誠実なリーダーであったり、率先垂範のリーダーであったり、猪突猛進型のリーダーであったり、慎重すぎるくらいのリーダーであったり・・・要は自分なりの魅力・個性でもってリーダーとして認められるものだ、と理解してください。

個性という人間的魅力が、リーダーとしての資質です。
みんなに備わっています。
ただタイプがあるだけです。一人で先頭を走るタイプか、それを助けるタイプか、人についていくのが好きなタイプか、表に出ることが好きなタイプか、裏で支える方が好きなタイプか・・・
もっとたとえると、Aさんは、Bさんと組んで(ペアで)仕事をするとAさんがリーダーになるけど、Bさんは、Cさん・Dさん・Eさんといっしょに仕事をすると4人のチームのリーダーになれる、というようにいくらでも変化します。

また、リーダーになれば(周囲が「彼は未熟だけどやらせてみようか」と推薦してくれたら)、やがてリーダーのような「顔」になっていくものでもあります。
地位が人間をつくる、のです。(相撲の世界で)横綱に推挙されたら、やがて横綱らしくなる、というのといっしょです。

ですから、(SMAPの世界に一つだけの・・・ではありませんが)世界にたった一人という自分の個性を磨き続けてください。
人間性と個性は、一生涯、磨き続けるものです。磨き続けないと、光輝き続けることはありません。(曇ってしまいます)
それだけ、みなさんは素晴らしい「存在」なのです。

私のとっての“仕事”とは?

仕事をつうじての自己実現。
「生きがい」とも関係してきますが、せっかくこの地球に誕生したからには、自分なりの使命があるはずだ、というのがスタートにあります。
人は、自分勝手な人生を好き勝手に生きればいいや、というものでは決してないと思います。何かしら社会に、地球で貢献するために(役割を果たすために)存在しているはずだ、という認識があります。
人に感動を与える、人を応援する、人のために役立つ、地域に・自然に・地球に貢献する、そんなことが「自分の仕事」をつうじて実現できたら、幸せだなぁ、というものが仕事だと思っています。

たとえ、自分の使命的な仕事が何か(今の時点で)見つからなくても、何かしらチャレンジしてみる、それをとおして「何かしら」見つかれば、成長の過程において自分の(宿命的な)仕事・職業・やりたいコト・やるべきコトが見つかればいいなぁ、ということを感じることができるものが、仕事だと認識しています。

もちろん生きていくために、生活するために糧となるものが仕事だ、というような考え方もあります。
でも、それだと幸福感というものは別次元の話しになってしまうと思います。それって残念な気がするのですが。

質問事項2

なぜこの仕事に就こうと思ったのか。(銀行員)

※ 参考にならないと思いますので無視してください。
金融関係には興味がありましたが、本当は保険会社に行くつもりで、内定ももらっていました。
ちょっとしたきっかけで銀行を受けて断れなくなってしまった、ということから今に至っています。(苦笑)
人生って、そんなものでもありますね。

もし、就職試験用に表向きの(模範?)回答をするとしたら次のようになります。

自分をここまで育ててくれた地元の人たちに恩返しがしたい、地元に何かしら貢献したいと思っています。
金融機関(銀行)は経済活動の血液でもあるお金を循環させる業務をしています。また、お金だけでなく情報やアドバイスなどいろんなコトをとおして地元経済の発展に寄与していると認識しています。
だから銀行での仕事をとおして地元に貢献したい、地元の発展に寄与したい、自分なりにできることを還元していきたいという決意だからです。
・・・合格点でしょうか?(笑)

この仕事に就くまでに一番大変だったことは?(銀行員)

※ これも参考にならないと思いますので笑ってやってください。
内定はでました、卒業さえできれば万々歳!です。
なのに・・・取得しなければならない大学の単位が(しかも大学1年の時に取得しておくべき必須科目の単位が)、残っていたのです。
もし落としたら留年⇒卒業できず⇒内定取消し⇒就職できず⇒親にバレる⇒人生どうなる⇒・・・という方程式が成立する一歩手前の状況でした。

銀行に入れて今に至っているということは、その時、無事に卒業できた、ということです。(汗)
みなさんは、こんなおバカなことだけはしないでくださいね。

銀行員の主な仕事は何か。

銀行員というと、お客さまからお金を集めて(預金)、それを企業や個人に貸出して(融資)、その利ざや(利子・利息の差額)で稼ぐ=食べている、という認識があると思います。
つまり、お金を集めることとお金を貸し出すことが仕事だと思われているはずです。

確かに基本的な業務ではありますが、すべての銀行員がそういう仕事をしているわけではありません。銀行の中にはいろんな仕事があります。
大多数の人材は、新入社員として就職してから、いろんな仕事を体験し覚えながらスキルアップをしていきます。

「銀行」そのものは、お金を集めて、それを貸し出して(借りていただいて)、お金を世の中に循環させることで・・・、地域経済の発展、地元の発展に貢献するという大きな役割があります。
では、中で働く「銀行員」は、というと、お金を集める仕事、お金を貸し出す仕事、それだけかというと違います。

下の表をみてください。同じ○○銀行でも、営業店(△○支店など)と本部(企画部・総務部など)では仕事がまったく違うのです。

(架空のものです)

営業店
(直接、お客さまと接する)
本部
(直接的にはお客さまと接することはない)
A店(15人の店)・・・○○団地内のお店 企画部
銀行全体の予算や将来のビジョン(方向性)などを決めたり、外部との調整などをする。
B店(40人の店)・・・駅前のお店 営業本部
銀行全体の営業目標を決めたり、営業用のチラシやパンフレットを作成したり、テレビCMをつくったり、営業店の(営業面の)指導をしたりする。
C店(8人の店)・・・人口1万人の役場近くにあるお店 事務部
事務面のマニュアルを作成したり、営業店の指導をしたり、営業店の仕事の一部を(代行して)まとめて(集中して)行ったりする。
D店(25人の店)・・・人口5万人の街中にあるお店 総務部
銀行全体の経費や設備・備品などを管理する。(古くなった)店の建物を建て替えたり、修繕したり、銀行員が使う車両・バイクを購入したりする。
E店(10名の店)・・・港町にあるお店 システム部
コンピューター関係の業務を行う。新しい商品ができると、それをちゃんとコンピューターシステムで管理・運営できるようにプログラムを組んだりする。
F店(18名の店)・・・繁華街にあるお店 検査部
マニュアルどおりに仕事をしているか、お客さまに迷惑をかけていないか(定期的に・不定期的に)チェックする部署。
A店、B店といった各営業店のほかに、企画部、営業本部、事務部、システム部・・・といった本部もチェックする。
G店(12名の店)・・・新しい住宅地にあるお店 国際部
海外のお客さまとのやりとり、海外進出のお手伝いなどを行う。
H店(20名の店)・・・県外の県庁所在都市にあるお店 融資部
お客さまにお金を借りていただく時の案件のチェック・審査をする。また、営業店の行員の審査能力のスキルアップのための指導も行う。
I店(10名の店)・・・東京にあるお店 人事部
採用と研修。福利厚生面や行員の健康管理面の指導・支援なども行う。
それと、行員の仕事ぶりを評価して昇進・昇格を決めたり、給与をアップしたりする仕事を行う。
J店(3名の事務所)・・・海外の都市にあるお店 その他・・・・・

いかがですか。
(同じ○○銀行の行員でありながら)いろんな仕事、いろんな支店があると思います。
この中で、たくさんの仕事を経験しながら(いろんな部署や支店を経験しながら)、成長していきます。
もちろん能力にあった適正な仕事を専門的にすることもありますし、3年くらいでいろんな支店を回りながら違う仕事をしていくこともあります。

銀行だけでなく、企業に入った場合には(規模や業種にもよりますが)いろんな仕事をする(やらされる)ということは当たり前のことなんだ、と認識していた方がよいと思います。

支店長をしていたときに、やりがいを感じた瞬間について。

大きくは2つあります。
【1つめ】お客さまの成長・発展に寄与できた時です。
お客さまの(企業の)困っている点を解決してあげることができた(または、そのヒントやきっかけを銀行として提案できた)時、具体的に資金的なことで(融資をすることで)お客さまのプロジェクトが成功して、その企業が発展した、大きく成長した、という時がいちばんうれしいものです。
銀行員はこの時に(大きな)やりがいを感じることができます。

とりわけ、企業の姿をみて、社長さんの話しを聞いて、熱い思い(情熱)に納得して、銀行として資金を融通できるまでに自分なりに苦労すればするほど、融資を行うことができた結果として企業が発展・成長した時には(自分なりに)感動すらおぼえるものです。
そんな体験をどれだけできるか、ということも銀行員としてのやりがいにつながるかも知れません。

【2つめ】部下行員の成長
そもそも人は(他人がきっかけを与えることはできても)、成長するのは本人しかできません。代わりに成長してあげることはできませんね。
いろんなことを教えたり、刺激したり、いっしょにチャレンジしたりしながら、若い人が成長していく姿をみることは何ものにもかえ難いものがあります。
若い人の成長は無限大です。部下行員が(たとえ一歩ずつであっても)着実に成長していく時には、「あー、指導できてよかったな」と思います。
これが2番目のやりがいであり、喜びです。
目の前のハードルにチャレンジして、それを乗り越えて一回りも二回りも(精神的に)大きくなった部下行員の姿は、まぶしく感じることすらあります。

いずれにしても、人は誰かの役に立てた時に、人の成長・進歩・発展に貢献できた時に(親が子どもの成長をいちばんうれしく思うのと同じように)、満足感=幸せ感=やりがいを感じることができるということは間違いないと思います。

質問事項3

現会社ではどのような仕事をするのか。

元銀行員という経験をもって今の会社に入社させていただいています。顧問という立場にいます。
もちろん金融機関との交渉や会社経営の方向など大局的な視点からのアドバイス・改善の支援などが求められている状況です。

金融機関がいくら多くの(たくさんの業種の)お客さまとつきあいがある、といってもそれぞれの業種の詳しい内部事情や個別の課題などを認識するには限界があります。
そもそも金融機関と企業は、共存共栄・WIN-WINの関係であるべきです。そんな両者の橋渡し的な役割も果たすべきだということも十分に理解した上で、勤務している会社と金融機関との関係強化にいろいろとチャレンジしているところです。

2つの仕事(職場)の共通点は何か。

【1つめ】
規模の大小や取り扱う商品、お客さまとなる市場等に違いはありますが、会社はお客さまと従業員の幸せのために存在する、ということです。
大企業になれば、ステークホルダー(利害関係者=お客さま、仕入先などの取引関係者、株主、従業員・・・)ということをより意識しないといけませんが、小さい会社でもいっしょです。

とりわけ会社の規模が小さくなれば、お客さま(取り扱う商品を購入していただく消費者)の幸せとともに、従業員の(さらにはその家族も含めての)幸せということも意識し続けることがどうしても必要です。
そんな中で、従業員の方々に「やりがい」をもって仕事をしてもらうためにいろいろと工夫したり、やり方を考えたりしていくのが企業です。
そこに大変さもありますが、どこの企業でも従業員の(家族も含めて)幸せを考えないことはない、というのが1つめの共通点です。

【2つめ】
企業には、「人・モノ・金」というキーワードがあります。
そして、性善説・性悪説という概念もあります。
性善説・・・人はちゃんと(言われたとおりに)仕事をするものだ
性悪説・・・見張ってチェックしないと、人は「さぼる」ものだ
というようないろんな考え方の中で組織を動かしていくことの大変さがあります。

仕事をするのは(最終的には)人間です。
企業の成長・発展のためには人材が必要なのです。

(特に少子高齢化の流れの中では、また地方の過疎化(人口減)という流れの中では)いい人材を確保して、教育して、きちんと仕事をしてもらって、というのが大きな課題でもある、ということもあります。・・・この人材を確保する、ということにエネルギーを必要とするということも共通点です。

いずれにしても、「人」というものが企業の財産です。この「人」についての課題・テーマがどこの企業でもついてまわります。

ということは、逆に、自分の個性を磨いて「自分はこんな人間(人材)です、こんなこともできます。こんなことも考えています」というようなことをきっちりとアピールできる人は、企業が欲しがる人材ということになります。

また、(どんな分野・仕事を選択しても)みんなから、求められる人材であり続けることができると思います。

みなさんの未来は、輝き続けるものです。間違いありませんから。

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